野口この実さんが「第14回JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2016」最優秀賞を受賞

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工学研究科建築学専攻修了の野口この実さんが、公益社団法人日本建築家協会主催の「第14回JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2016」において、「都市のもう一つのファブリック―無垢の創造性を解放する場所―」という作品で最優秀賞を受賞されました。

この作品で、野口さんは本学横浜キャンパス(横浜市神奈川区)近隣にある『白幡の谷戸』を設計地に選びました。

「『谷戸』というのは丘陵地が浸食されて形成された地形のことで、平地化して新たに宅地造成されることがあります。しかし、実際に谷戸に出向いてみると、その小道には自然があり、生活のあふれ出しがあり、子どもの遊び場の役割も担っていて、住む人の生活を豊かにしてくれる場所であることを実感しました。古くから、人は環境を創意工夫しながら住むための場を構築してきました。そのような環境を自ら創造しようとする行為を『無垢の創造性』と呼ぶならば、『谷戸の小道』にはまさしく『無垢の創造性』が存在していたのです。今回、この地に学生寮を設計するにあたっては、それを生かす可能性を追求し、公私が曖昧で創意工夫や遊び、自然を受け止める隙のある都市構造をめざしました」とコメントしてくれました。

野口さんは、学部在学中にも受賞経験があり、2013~2014年にはデンマーク王立芸術アカデミーへの派遣留学を経験。留学中には「ミラノサローネ」にも作品を共同出品されたそうです。この3月に本学工学研究科建築学専攻の博士前期課程を修了し、4月からは建築の世界で活躍されています。野口さんの今後のさらなるご活躍に期待しています。

作品題名:「都市のもう一つのファブリック―無垢の創造性を解放する場所―」