1号館の建物規模は地上8階、地下1階、塔屋1階で延べ床面積約9、000 u、建物高さ30.95 mである。 地上階は角型鋼管のCFT柱+鉄骨梁構造でスラブはデッキプレート合成スラブとしている。また、耐震要素として組立H 形鋼の偏心ブレースを平面的に偏心しないよう配置している( 図1 )。外壁はP C 版および一部カーテンウォール、内壁は軽鉄下地の乾式壁である。地下階は鉄骨鉄筋コンクリート造とし、基礎はGL − 13m付近の土丹層を支持層とする場所打コンクリート杭である。耐震設計における二次設計用の標準ベースシア係数は25%割増し耐震安全性の向上を図っている。